内藤九段将棋秘伝RTAトーナメントという超マニアックなゲーム大会が面白すぎる
内藤九段 将棋秘伝
正式名称は「本将棋内藤九段将棋秘伝」と言い、1985年に発売されたファミコンの将棋ゲーム。
昔の将棋ゲームなので相手は弱くて小学生がやるのにちょうどいいくらいだった記憶がある。
なぜかアクションゲームとして一部マニアックな層にウケており最近もプレイされている。
RTAって
RTAとは、リアルタイムアタック(Real Time Attack)の頭文字をとったもので、いかに早い時間でゲームをクリアできるかというプレイスタイル。
ゲーム毎にルールを決めてプレイされており、例えばマリオのRTAではキノコ禁止だったり、ワープ禁止だったり、ルールを決めて最速タイムが競われている。
ちなみに似たようなものでTASというものもあり、Tool-Assisted Speedrun(ツール・アシステッド・スピードラン)の頭文字をとったもの。
RTAは人力でのタイムアタックに対してTASはホントに何を使っても良いタイムアタックとなる。
RTAトーナメントとは
RTAの遊び方として、一人で黙々と最速タイムを競うものと、一発勝負で対人と競い優勝者を決めるという遊び方がある。
最速タイムを追い求めるときは最速の動作を追い求める必要があるが、一発勝負のときはリスクが高い行動を避け安定を求めるといった戦略が必要になってくる。
内藤九段 将棋秘伝RTAトーナメントとは
将棋のRTAって何やねんと思いますが、ファミコンのAIの思考パターンは決まっており、同じ手順で指せば15手で詰みになる。
この15手をいかに早く動かすのかを競うRTAとなっている。
そのため参加者には将棋の事を知らない人も多く、この手順で指すアクションゲームとして認識されている。
見どころは斜め移動をいかに使うかというところで、横と上を全く同じタイミングで押したときだけ斜めに移動できるという謎仕様のため、上手く使うのかがキーになってくる。
動かす事に失敗すると「指せない」が発生するため注意が必要。
いかに斜め移動を使い、「指せない」を出さないかがこのRTAの肝となってくる。
内藤九段 将棋秘伝RTAトーナメント大会
やっと本題だけど、少し前に内藤九段 将棋秘伝のRTA大会が開催された。
RTA in JAPANというRTA有志の会によって行われており、年に一度今年で3回目である。参加者は挑戦者11人、チャンピオンである内藤九段位1人の計12名で競われた。
おそらく将棋タイトル戦を意識して、トーナメントで勝ち上がった挑戦者が現内藤九段位である「YAGAMUU」さんと7番勝負すると言う方式をとっている。
オンライン大会のためスタートするまでの時間に間があるので見るのはプレイのところだけでいいかも。
めっちゃ昔の将棋ゲームをアクションとして本気で競うというよくわからなさが最高に面白い。
前回大会のレポート
第2回大会の様子がレポートされているのでこちらもどうぞ。
[ファミコン初の将棋ゲームは今や”アクションゲーム”だった。『内藤九段将棋』で戦う謎のRTA大会が開催、熱き戦いで会場熱狂に
内藤國雄先生について
内藤先生はタイトル通算4期保持しためっちゃ強い棋士。
谷川が出てきたときには既に全盛期ではなかった。
将棋ウォーズやってます
個人的に将棋は好きで将棋ウォーズというスマホの将棋ゲームをやってます。
10分切れ負けで初段を目標にやって、初段を達成したら全然勝てなくなりました。