【機械学習で競馬予想⑥】単勝オッズを分析してみて期待値が高いのはどの倍率なのかを見てみる
競馬で勝ち馬を予測したところで儲からないと意味がない
競馬の予想を機械学習でやるにしても、勝つ馬を予測するのはオッズを見れば大体相関があるのでできる。
ただ、儲からないと意味がないので高オッズかつ勝てる馬をピンポイントで探せないと意味がない。
そういうことで、まずはオッズだけを見てお得な倍率はないのかを探ってみる
芝1200mだけに絞った2008年~2018年までの結果を分析
全3249レース、のべ出走頭数は49360頭のオッズを集計。
1倍台のオッズは492頭と、つくこと自体があまりないみたいだ。
1倍台の馬がいたときは半数程度は勝っている。
オッズ | 頭数 | 勝ち数 |
1~2倍 | 492 | 241 |
2~3倍 | 1355 | 434 |
3~5倍 | 3791 | 761 |
5~10倍 | 7628 | 899 |
10~20倍 | 8724 | 522 |
20~50倍 | 10876 | 277 |
50~1000倍 | 16494 | 115 |
全体 | 49360 | 3249 |
全体の回収率は75.2%なので、公表している控除率とほぼ同じ。
50倍以上の大穴の馬は回収率が悪い。
少なくとも芝1200mでは、大穴を狙わないほうがよさそう。
オッズ | 回収率 | 結果 |
1~2倍 | 80.2% | 49.0% |
2~3倍 | 78.1% | 32.0% |
3~5倍 | 77.7% | 20.1% |
5~10倍 | 82.0% | 11.8% |
10~20倍 | 84.7% | 6.0% |
20~50倍 | 77.0% | 2.5% |
50~1000倍 | 64.8% | 0.7% |
全体 | 75.2% | 6.6% |
過去の傾向と現在の傾向を見るため、2019年の結果を分析
全264レース、のべ出走頭数は1201頭のオッズを集計。
1倍台のオッズは45頭、過去の傾向とあまり変わりはないみたい。
1倍台の勝率は下がっている。
オッズ | 出走頭数 | 勝ち数 |
1~2倍 | 45 | 19 |
2~3倍 | 121 | 40 |
3~5倍 | 299 | 55 |
5~10倍 | 612 | 73 |
10~20倍 | 669 | 39 |
20~50倍 | 859 | 30 |
50~1000倍 | 1201 | 8 |
全体 | 3806 | 264 |
単勝の控除率が80%に変わった影響なのか、全体の回収率は上がっている。
5~20倍がおいしいのは過去の傾向と同じだけど、20~50倍がほぼ回収率100%とおいしい状況だった。
ただ、高オッズは数頭の違いで回収率に大きく影響が出るので揺れ程度の認識でよさそう。
オッズ | 回収率 | 的中率 |
1~2倍 | 69.3% | 42.2% |
2~3倍 | 82.3% | 33.1% |
3~5倍 | 71.3% | 18.4% |
5~10倍 | 82.9% | 11.9% |
10~20倍 | 84.0% | 5.8% |
20~50倍 | 99.2% | 3.5% |
50~1000倍 | 60.3% | 0.7% |
全体 | 78.5% | 6.9% |
ということで5~20倍を狙おう
ということで、今日の競馬は5~20倍を買おうと思う。
次回は機械学習した結果をどう使えば儲かりそうなのかを分析してみる。
記事の内容とは全く関係ない、シルクホースクラブの今年の出資馬のピクシーナイト。